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アプリ分析ツールを使った継続率向上について~主要4サービスの比較あり~

前回は広告効果測定ツールの概要と主要ツールを3つ紹介いたしました。
今回はそれに続き、アプリマーケティングにおいて重要である、インストール後のユーザーの継続率とその向上、改善の仕方について解説します。

最後にアプリのユーザー行動分析からCRM施策まで一貫できる国内主要4サービスをご紹介します。無料で始められるアプリ分析ツールもあるので、各サービスのリンクから是非チェックしてみてください。

 

アプリユーザーの継続率とは?

 

まずはアプリにおけるユーザーの継続率について簡単に説明します。
継続率とはユーザーがアプリをインストールした後、どのくらいの期間継続して利用しているかを表したものです。
また、アプリユーザーの継続率は、リテンションレートやユーザー定着率とも呼ばれます。

以下はAdjust、Liftoffによるアプリ市場の分析レポートの抜粋です。カテゴリー別のユーザーの継続率を示しています。

 

出典:Adjust、Liftoff 「日本市場モバイルアプリエンゲージメントレポート2019」

 

上記の図を見てわかるように、1日目の継続率はゲームが36%とカテゴリーの中では群を抜いています。しかし、30日目の継続率は14% (すべてのアプリカテゴリーの中では最高) と3分の1強まで低下します。アプリの数が増えている昨今の状況で、ユーザーに継続してもらうのがいかに難しいことかわかっていただけると思います。

継続率をあげるメリット

 

アプリユーザーの継続率をあげることはアプリ収益の増加やCPIの削減に加え、既存ユーザーによる新たなユーザーの呼び込みも期待できます。

 

アプリの収益モデルは広告収入から課金まで様々です。
広告モデルのアプリでは、ユーザーの継続率をあげることにより日々のDAUが向上し広告収益の増加が見込めるでしょう。また、リテンション施策を行うことで、ユーザーがロイヤルカスタマーとなり、新しいユーザーをアプリに呼び込むことに繋がるでしょう。ユーザーの継続率を上げてユーザーのアプリからの離脱(アンインストール)を下げること(既存顧客維持コスト)は、新規のユーザーを獲得するコストよりも安く、およそ5分の1程度のコストで済むと言われています。(1:5の法則)

 

アプリユーザーの継続率を上げる施策の紹介

 

継続率とは、アクティブユーザー ÷ インストール数のことです。よって、継続率をあげるポイントは下記2つに集約されます。

  • 継続率が高くなりそうなユーザーを獲得する
  • インストール後に継続させるような仕組みを作る

そこで、ユーザーの継続率を上げる施策を6つご紹介いたします。

 

媒体評価

ユーザー獲得目的で広告を出稿している媒体ごとに、インストール後のユーザーの継続率を広告効果測定(トラッキング)ツールで比較する方法です。媒体ごとに継続率の差異があれば、継続率が高い媒体に広告予算を寄せることで、良質なユーザーを獲得できます。ただし、媒体ごとにターゲットとなるユーザーのボリュームは異なり、消化できる日予算には限界があるため注意が必要です。
媒体評価を持続して行いユーザーの継続率が高い媒体を見つけられると、効率よく良質なユーザー獲得が可能になります。

 

アプリ内分析

アプリ内分析とはインストール後のユーザーの行動を可視化して分析することです。
ユーザーがインストールするまでの流入分析や後述するリテンション広告やリエンゲージメント広告の効果測定の分析などのアプリ外分析と比較されます。

アプリ内分析を行い、インストール後のユーザーの行動を把握することで、それぞれのユーザーの求める施策を立案し実行していくことが可能になります。

まずは、アプリのインストール数、DAU、MAU、売上などのKPIの可視化をしましょう。目標とするKPIに到達するためには何が足りないかをアプリ内のユーザーの行動分析により導き出すことができます。今回のテーマである継続率を可視化する際に使われる手法がコホート分析という手法です。ユーザーが流入した経路ごとにリテンションレートを可視化できるため問題点を視覚的に把握することができます。

 

コホート分析

 

参考:Metaps Analyticsのダッシュボード

 

以下の画像は、ユーザーの継続状況が視覚的にわかるファネル分析の例です。

 

 

参考:Metaps Analyticsのダッシュボード

 

X地点分析*→UI改修

X地点分析(≒マジックナンバー分析とは、アプリマーケティングにおいて、ユーザーがした特定のイベントをユーザーの継続率と相関があるか分析する手法のことです。
(X地点分析は、マジックナンバー分析とも呼ばれています。)
継続率が上がる特定のイベントを見つけたら、そのイベントのクリアを促すようなUIやUXに改修をして継続率向上を図ります。X地点分析(マジックナンバー分析)を行い。継続率と相関のある特定のイベントを見つけることで、広告配信や他のリテンション施策を行う際の到達目標や指標の一つとすることができます。

 

プッシュ通知

ユーザーのアプリ継続率の改善施策として代表的なものが、プッシュ通知です。
アプリを起動していないユーザーに大してアプローチをすることが可能なので、アクティブなユーザーはもちろん、非アクティブな休眠ユーザーに対する復帰施策としても有効です。

 

こちらのグラフでは、特定のプッシュ通知が届けられたユーザーを対象として、プッシュ通知が届く前後7日間での複数イベントの平均的な参加率推移を記載しています。「休眠7日以上ユーザー」とはプッシュ通知がリーチする直前まで7日以上アプリを休眠しており、プッシュ通知がリーチした後に再度アプリを起動したユーザーのことです。

 

 

参考:プッシュ通知の分析結果から考える”超”本質的な活用方法<復帰施策編>

 

プッシュ通知が届いた後に起動するユーザー全体の約2~5%を占める休眠7日以上ユーザー数は大きなパイではないものの、復帰後のイベント参加率では全体のイベント参加率を大きく上回っています。
今回の配信内容では「何を配信したか」まで詳細に記載していませんが、休眠していたユーザーが「求めているもの」をユーザーに届けることにより、休眠復帰後のイベント参加率、すなわちアプリ利用深度も改善されていることがわかります。

プッシュ通知の活用方法について詳しく解説した記事がありますので、興味がある方は合わせてご覧ください。

 

プッシュ通知の分析結果から考える”超”本質的な活用方法

 

ポップアップ

ポップアップとは、アプリ内の特定セグメントのユーザーに対してキャンペーンやバージョンアップデートの最新情報などの様々な情報の告知を表示する施策です。
(ポップアップは、アプリ内メッセージとも呼ばれています。)
ポップアップは、ディープリンクを活用することによって、ポップアップから直接に特定機能にユーザーを誘導することができるため、継続率や課金率の向上施策として効果的です。また、事前のX地点分析によって継続率と相関性のあるアプリ内機能が特定できていれば、その機能にユーザーを誘導することでユーザーの休眠化を未然に予防することが可能です。

 

リテンション広告

リテンション広告とは、過去にDLしたが休眠してしまったユーザや起動頻度が減ってしまったユーザーに対して起動を働きかける広告施策のことです。リテンション広告は配信対象にしたい既存ユーザーの条件セグメントを作成し、広告配信プラットフォームにデータ入稿することで配信が可能です。ただし、新規獲得広告とは異なり既存ユーザーのデータ活用が必要なため、そのためには広告効果測定ツールを導入し、条件を設定するためのイベントデータ(休眠日数,課金経験等)を取得しておく必要があります。

 

リテンション広告は、復帰させたいセグメントごとにユーザーの離脱理由を仮説立て、離脱理由に合ったクリエイティブで訴求をすることが重要です。例えばゲームの場合であれば、初期で離脱してしまったユーザーに対しては、初心者向けの機能や攻略情報を訴求したり、休眠ユーザーにはコラボや復帰者向けのインセンティブを訴求することが復帰に効果的です。

リテンション施策におけるDeeplink設定の重要性について

 

国内主要アプリ分析ツールの比較

 

Repro

 

 

サービスについて

「Repro」は2015年に日本でリリースしたweb・モバイルアプリ向けのサービスです。顧客データを活用し、 メールやプッシュ通知、Webやアプリ内ポップアップなどのチャネルを横断した付加価値の高いコミュニケーションを実現するカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。世界66か国7,300以上のサービスが活用されています。
web・アプリユーザーの属性・行動情報を分析し、分析結果からワンクリックでプッシュ通知・アプリ内メッセージ・webメッセージ・広告配信などのマーケティング施策を一気通貫して実行することができます。

 

主な導入企業

アパレルのcoenやふるさと納税のふるさと本舗などのEC業界をはじめ、HRやエンタメなど様々な業種・業界のサービスに導入されています。

 

KARTE for App

 

 

サービスについて

KARTEはwebサービスを利用するお客様の行動をリアルタイムに解析して一人ひとりを可視化し、個々のお客様にあわせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現するCX(顧客体験)プラットフォームです。2018年にwebサービスだけではなくアプリ事業者向けに「KARTE fo App」は2018年に日本でリリースしました。
アプリ内のユーザー行動をトラッキングする機能、プッシュ通知やアプリ内メッセージをカスタマイズして配信する機能に加えて、今回解説したアプリユーザーの継続率を可視化するリテンションレポートのバリュエーションも豊富で、特定イベントが何回以上発生したらリテンション率が高いのか、など継続率向上に向けたヒントを探索するなどの分析が簡単にできるようになっています。

 

主な導入企業

Japantaxi、出前館、ZOZOTOWNなどwebとアプリのサービスを運営するサービスにジャンル問わず幅広く導入されています。

 

Firebase Analytics

 

 

サービスについて

「Firebase Analytics」はGoogleが提供するアプリの使用状況とユーザーエンゲージメントについて分析できる、基本無料のアプリ分析ツールです。ツール内でユーザー獲得からアプリ使用に至るまでのユーザー分析が無制限に可能です。こちらもユーザーの継続率を可視化できるコホート分析が可能です。
アトリビューションについては「Firebase Analytics」はGoogle広告及びGoogleと提携しているアドネットワークからの流入のみが可能です。その他の媒体からの流入については計測できないので、Google広告のみを利用する方や予算が少ない方におすすめのアプリ分析ツールです。

 

主な導入企業

「Firebase Analytics」はタスク管理のtodoistやアリババなど世界的に有名なアプリに導入されています。

 

Metaps Analytics

 

 

サービスについて

「Metaps Analytics」はアプリの広告効果測定とアプリ内接客機能の両方を兼ね備えたアプリのマーケティングプラットフォームです。広告流入経路の判定、ユーザー行動の分析、Push通知、アプリ内ポップアップ等のアプリ内施策までを1ツールで実現します。既に広告効果測定ツールを導入している事業者様向けに「Metaps Bridge」という、広告効果測定ツールとアプリ内分析、CRM施策を統合して同じダッシュボードで管理できるツールも運営しています。
ユーザーエンゲージメントが重要なゲームアプリへの導入実績も豊富な為、ユーザーの継続率改善の施策も多く揃っています。また、報告書やレポートが作りやすい、直感的で見やすいダッシュボードになってるのでアプリ分析ツール運用初心者の方にもおすすめです。

 

主な導入企業

ポケモン、ダイエー、ソフマップ、ストライプインターナショナルなどあらゆる業界のアプリにこれまで200社以上導入されています。

 

まとめ

 

今回はアプリマーケティングにおいて重要な、ユーザーの継続率向上についての解説と国内主要サービスを4つ紹介してきました。ユーザーの継続の改善に苦戦をしている事業者様、またアプリ分析ツールの導入を考えている事業者様のお役に立てましたら幸いです。現状のアプリ運営似課題感を感じている方や導入を検討している方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

——————————お問い合わせ先
株式会社メタップス データマネジメント事業部

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