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【iOS14.5】ATTダイアログ、事前ポップアップの実例10選を解説

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2021.06.01

はじめに

iOS14.5への一般アップデートの施行により、IDFA取得のオプトイン化が本格的に始まりました。アプリ広告の出稿や広告マネタイズをされている多くのアプリ事業者様は、多くの対応を迫られたことと思います。

アプリ事業者様は、少しでも多くのユーザーにIDFA取得を許可してもらう必要がある一方で、ATTダイアログ(ポップアップ)や事前説明ポップアップはApple社が定める基準を満たせなければアプリのアップデート申請時にリジェクトされてしまいます。

そこで今回は、実際に各アプリで既に実装されているダイアログの実例をご紹介します。ぜひ自社サービスの事前ポップアップとATTダイアログの作成にご活用ください。
※ご紹介する内容はあくまで例であり、Appleのアップデート審査に通過する保証はございません。予めご了承ください。

ATTダイアログとは?

ATTダイアログ


参考:Appleサポート/「NewsPicks」アプリ

ATTダイアログとは、App Tracking TransparencyにおいてユーザーのIDFA取得を許可を得る目的で表示するポップアップのことです。表示するためのフレームワークはiOSが提供しており、右側の画像の赤枠内以外を開発者側で変更することはできません。ATTダイアログ、ATTポップアップ、ATTプロンプトなど様々な呼称があります。
※ATT(App Tracking Transparency)とは:ユーザーのプライバシーに配慮したAppleのフレームワークです。具体的には、IDFAを取得する際にはユーザーの許可を求めることが必要になります。

事前ポップアップ

開発者側が独自で実装するポップアップのことです。ATTダイアログは事業者側で編集できる箇所が1つしかないため、ユーザーに許可を求める目的を正確に伝えるために活用することができます。

Apple社が定めているガイドライン(一部抜粋)

Appでは、ユーザーが対価を支払ったコンテンツを、追加作業(ソーシャルメディアへの投稿、連絡先のアップロード、Appを特定の回数開くことなど)を実行しなくても入手できるようにする必要があります。Appは、ユーザーにAppの評価やレビュー、ビデオの視聴、他のAppのダウンロード、広告のタップ、トラッキングの有効化を求めるべきではありません。また、機能やコンテンツへのアクセス、Appの利用、(ギフトカードやコードを含むがこれに限らない)金銭やその他の報酬を受け取るために、同様のアクションを取ることもユーザーに求めるべきではありません。

引用元:App Store Reviewガイドライン

つまり、事前ポップアップとATTダイアログにおいて、ユーザーがトラッキングを許可しないことで機能を制限したり課金を求めることや、トラッキングを強制するようなテキストはリジェクトの対象となる可能性があります。

事前ポップアップとATTダイアログの実例紹介

各社ダイアログの許諾メリットの訴求方法を分類

それでは実際に、各アプリがどのようなダイアログを実装しているのか紹介していきます。ダイアログは通常、アプリ開発者がユーザーにトラッキングを求める理由を記載します。現在審査を通過し公開されている各社アプリのダイアログを調査したところ、それらの訴求方法は大きく3つのカテゴリに分けることができます。

1 ユーザーの興味関心にあった広告やコンテンツを流すため
2 アプリやサービスの改善に役立てるため
3 広告の効果測定や分析を行うため
多ジャンルのアプリを見ると、ほとんどのアプリが上の1つ目と2つ目の訴求を採用しています。

実例①

1つ目の「ユーザーの興味関心にあった広告やコンテンツを流すため」の実例をご紹介します。

Yahoo!天気


参考:「Yahoo!天気」アプリ

こちらは事前ポップアップを採用しており、トラッキングの許可をお願いする目的を明記しています。

radiko


参考:「radiko」アプリ

事前ポップアップを採用しています。許可をお願いする目的に加え、ユーザーにとってのメリットを明確に記載しています。

ドラゴンボール レジェンズ


参考:「ドラゴンボール レジェンズ」アプリ

こちらもradikoと同様に事前ポップアップを使用し、許可した場合のユーザーのメリットや許可の方法について、丁寧に説明を行っています。

NewsPicks


参考:「NewsPicks」アプリ

こちらも事前ポップアップを採用しています。「個人情報にアクセスすることはありません」というテキストを使っており、ユーザーの不安を取り除く工夫を行っています。

AbemaTV


参考:「AbemaTV」アプリ

こちらは、引き続き無料でサービスを提供するために、トラッキングへの協力を依頼しているダイアログです。

TimeTree


参考:「TimeTree」アプリ

こちらでは、広告の最適化によってユーザーにメリットがあることを説明するダイアログによって許可を促しています。

実例②

次に、2つ目の「アプリやサービスの改善に役立てるため」の実例をご紹介します。これらは文字通りユーザーに対してアプリの改善の協力をお願いする形です。

朝日新聞デジタル/ウマ娘


参考:「朝日新聞デジタル」アプリ/「ウマ娘 プリティーダービー」アプリ

朝日新聞デジタル(左)はアプリやサービスの改善のためにデータ収集を行う旨を伝え、ユーザーに協力を求める文章となっています。
ウマ娘(右)はサービス改善だけでなく「キャンペーンやイベントの情報告知の最適化」にも触れており、ユーザメリットをより強調していることがわかります。

実例③

3つ目の「広告の効果測定や分析を行うため」の実例をご紹介します。こちらはユーザーが許可するメリットは訴求せず、開発者がトラッキングする目的を明確に伝える内容です。

メイプルM/パズドラ


参考:「メイプルストーリーM」アプリ/「パズル&ドラゴンズ」アプリ

まとめ

今回はATTダイアログと事前ポップアップの実例をご紹介しました。
その中で、多くの事業者様が以下の3つのいずれかを目的に、ユーザーにトラッキングを求めていることを解説しました。

1 ユーザーの興味関心にあった広告やコンテンツを流すため
2 アプリやサービスの改善に役立てるため
3 広告の効果測定や分析を行うため

今後ダイアログを作成する予定のアプリ事業者様、改善を検討しているアプリ事業者さま、ぜひご参考にしてください。
※ご紹介する内容はあくまで例であり、Appleのアップデート審査に通過する保証はございません。予めご了承ください。