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プッシュ通知の正しい評価方法と、開封率向上のための施策とは?

プッシュ通知とは?

プッシュ通知とは、アプリ事業者がユーザーのスマホのロック画面や画面の上部にバナーを表示させることができる機能です。

利点と効果

プッシュ通知は、ユーザーのアプリ利用情報を元に配信対象を細かくセグメントし配信することもできるため、ユーザーの利用モチベーションに合わせて1to1に近いマーケティングが実現できることが利点です。
また、アプリを開いていないユーザーにも通知を表示させることができるので、ユーザーに定期的な起動を促したり休眠ユーザーを復帰させることに役立てることが出来ます。特に、iOS14.5以降にiOSユーザーでは、休眠復帰を目的としたIDFAを活用したターゲティング広告などの施策で休眠ユーザーとの接点を保つ事が難しくなりつつある為、プッシュ通知を活用した休眠復帰施策の重要度は増してきています。

【関連資料】
プッシュ通知の運用を本格化したい方は、こちらの資料をぜひご覧ください。プッシュ通知の導入と運用によって成果を上げた企業様の成功事例についてご紹介しています。

プッシュ通知を実施する際の注意点

プッシュ通知は起動率の向上に効果がある一方で、配信の設計によってはユーザーにアプリを削除されてしまう原因になります。
クラウドサーカス株式会社の調査によると、プッシュ通知が原因でアプリを削除したことがある人は約4割に上ります。

また、その主な原因として上がっているのは、以下の2つです。
・配信頻度が多すぎ、煩わしく感じたため
・有益な情報が届かないため

引用:スターティアラボ調べ(現クラウドサーカス)

上記の主な原因への解決方針として逆説的に考えると対応方針としては、下記になります。

・適切な配信頻度で、煩わしさを感じさせない
・有益な情報を届ける

つまり、アプリ事業者はプッシュ通知をむやみに配信するのではなく、適切な頻度でユーザーにとって有益なものになるような工夫をする必要があります。

開封率の正しい評価方法とは?

プッシュ通知の開封率を評価する際には、直接開封ユーザー数だけではなく、みなし開封ユーザー数を含めた開封率に注目することも重要なポイントです。

直接開封ユーザー数、みなし開封ユーザー数とは?

①直接開封ユーザー数

プッシュ通知をタップすることでアプリを開いたユーザーの数

②みなし開封ユーザー数

プッシュ通知を配信してから数時間以内*にアプリを開いたユーザーの数
*メタップスが提供するMetaps Analyticsの場合は1時間と定義している

みなしユーザー数を考慮した評価のメリットとは?

プッシュ通知を見たユーザーの中には、プッシュ通知から直接アプリを起動するユーザーもいれば、通知を確認してアプリが想起された後に一定時間を空けてからホーム画面からアプリを直接起動するユーザーも存在します。プッシュ通知がアプリを想起させたと考えると、後者もプッシュ通知によって起動したという因果関係があると解釈することが出来ますが、直接開封ユーザーしか分析していない場合、プッシュ通知の評価は限定的になってしまいます。結果、施策評価が曖昧になったり、過小評価される可能性があります。
そのため、「直接開封ユーザ数」+「みなし開封ユーザ数」でも分析することによって、総合的に効果検証することができます。

みなし開封ユーザー数を考慮する際の注意点

リテンション広告の配信期間やアプリ内イベントの開催期間はアプリの起動率が増加するため、プッシュ通知の配信とは関係なく、みなし開封率が高くなる場合があります。そのため、評価するときは「直接開封ユーザー数のみ」のデータと「直接開封ユーザ数」+「みなし開封ユーザ数」のデータを総合的に評価する必要があります。

プッシュ通知の開封率をあげるためのポイント3つ

プッシュ通知の開封率を上げるために工夫できるポイントは、大きく分けて3つあります。

①プッシュ通知の内容
②送信先
③送信する時間帯と頻度

プッシュ通知を送信する際は、①から③のそれぞれに対して仮説を作り、検証していくことが大切です。

①プッシュ通知の内容

プッシュ通知の効果をあげるために工夫できるポイントは主に3つあります。

・タイトル
・文章
・絵文字

タイトルの工夫

ほとんどのユーザーはタイトルを見てプッシュ通知を開くかどうか判断するため、タイトルを改善することは大切です。注目するポイントは、以下の2点です。

・読みやすく伝わりやすいタイトルであるか
・目を引くタイトルになっているか

これらを満たすプッシュ通知にするための具体的な工夫としては、以下があります。

読みやすく伝わりやすいタイトルにするために
・文字数は15~20字程度
・絵文字や記号を使いすぎない

目を引くタイトルにするために
・配信先のユーザーが興味を持つキーワードを入れる
・具体的な数字を入れる
・ビックリマークや記号を効果的に取り入れる

【タイトルに記号を取り入れている例】

参考:「靴&ファッション通販 – LOCONDO.jp (ロコンド)」アプリ、「au PAY(旧 au WALLET)」アプリ

このように記号を活用することで、タイトルの内容をより目立たせることができます。

文章の工夫

タイトルと同様に、読みやすく伝わりやすい文章にすることは大切です。

具体的な工夫として、以下のものがあります。
・伝えたい内容を絞り、全体の分量を多くしすぎない
・絵文字やビックリマークを効果的に活用する

絵文字を使った工夫

LeanplumとApp Annieの調査では、絵文字があるプッシュ通知は絵文字がないものに比べて85%も開封率が高いというデータが発表されています。

参考:プッシュ通知は絵文字を入れると効果アップ?

そこで、絵文字を使用する際の工夫として以下の2つをご紹介します。

・内容と関連がある絵文字を使用する
・目立たせたい文章の前後や近くに絵文字を使用する

参考:「メルカリ(メルペイ)-フリマアプリ&スマホ決済」アプリ

例えば上の画像のように、「もらえる」に対してプレゼントの絵文字を使用したり、「チェック」に対して目の絵文字を使用することで視認性が高まり、ユーザーは視覚的にも内容を理解しやすくなると考えられます。
また、絵文字は色があって目立つため、ユーザーの目線をそこに集中させることができます。目立たせたい文章の近くに絵文字を置き、目立つ必要のない部分には使用しないことで、より効果的なプッシュ通知になります。

②送信先

プッシュ通知を配信するアプリマーケティングツールでは通常、ユーザーをセグメントに分け、セグメントごとに異なる内容のプッシュ通知を配信できる機能があります。
このようにピンポイントで各ユーザーにとって有益な情報を配信することは、開封率を高めるために重要な工夫の一つです。

セグメントの分け方として、例えば以下のようなものがあります。
・最後にアプリを起動してから経過した日数
・会員登録の有無
・特定のアプリ内コンテンツの利用経験の有無

例えば、会員登録率の向上を目的に、新規会員限定のクーポンを配信するとします。その際に全体配信でプッシュ通知を配信してしまうと、既に会員登録しているユーザーのノイズになってしまい、アプリの削除に繋がってしまいます。「会員登録していないユーザー」にセグメント配信することで、ユーザーの不必要な離脱も防ぎつつ、会員登録率を高めることができます。

セグメントごとに内容を変える工夫については、こちらのブログでも実例を解説していますのでぜひご覧ください。

プッシュ通知の効果を高める!訴求軸や文言の大事な工夫とは?-KPIごとの実例あり-

③送信する時間や頻度

配信する時間

適切な送信時間は、アプリの種類やユーザー層によって異なります。

例)
・平日仕事をしているユーザーが多いゲームアプリ
⇒仕事から帰り夕食を食べた後の夜の時間
・20代がメインユーザーのファッションECアプリ
⇒通勤/通学時間と休日の午前中

まずはアプリのメインユーザーの一日の行動を理解しどのタイミングでスマートフォンを開くのかを考えることで、適切な配信時間を決定することが大切です。

配信する頻度

クラウドサービス株式会社の調査によると、プッシュ通知で適度だと感じる配信頻度は週1回から毎日がほとんどを占めています。

引用:プッシュ通知に関する意識調査レポート

しかしユーザーは一般的に、有益な情報であれば頻度が多くても煩わしく感じにくく、自分にとって有益でない情報であれば週1回でも煩わしく感じます。
プッシュ通知を配信する際は配信頻度以上に、その通知内容が各ユーザーにあっているかどうかを意識することが大切です。

まとめ

今回は、プッシュ通知の開封率を高める工夫として以下の3つについて解説しました。

①プッシュ通知の内容
②送信先
③送信する時間帯や頻度

プッシュ通知を検討している事業者様や既に運用している事業者様は、ぜひこの記事をご活用ください。

Metaps Analyticsについて

「Metaps Analytics」は広告計測とアプリ分析、CRM施策の機能を備えたアプリのマーケティングプラットフォームです。広告流入経路の判定(QRコードの発行、QRコード別の流入経路も測定可能)、ユーザー行動の分析、プッシュ通知、アプリ内ポップアップ等のアプリ内施策までを1ツールで実現します。また、報告書やレポートが作りやすい、直感的で見やすいダッシュボードになっており、カスタマーサポートが充実しているのでアプリ分析ツール運用初心者の方にもおすすめです。