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広告計測ツール、アプリ分析ツールの基礎知識 -導入手順と選定のポイントを解説‐

アプリマーケティングツールについて

アプリマーケティングツールとは、アプリの集客からユーザーの定着までの過程で、ユーザーの流入元や行動データを取得したり、プッシュ通知やポップアップを通してアクションを起こすことができるツールの総称です。主に以下2つのツールを指します。

・広告計測ツール
・アプリ分析(解析)ツール

広告計測ツールとは?

ユーザーがどのキャンペーンから流入したか、広告効果の良いキャンペーンはどこかを特定できるツールのことです。計測ツールを導入することによって、広告の費用対効果(ROI)の把握ができ、各媒体を1つの管理画面でシンプルに評価することができるようになります。

▼広告計測ツールについて
https://data.metaps.com/blog/2020/10/13/app_trackingtool/

アプリ分析ツールとは?

アプリ分析ツール(アプリ解析ツール)は、主にアプリ内のユーザー行動分析ができるツールのことを指しています。多くの場合には分析だけではなく、アプリ内マーケティング機能も兼ね備えています。

分析機能では、主にDAUやリテンションレート(継続率)などの基本的なKPIの把握から、特定の条件に合致しているユーザーのみの課金状況などを分析することができます。また、アプリ内マーケティングの機能はプッシュ通知およびアプリ内メッセージが配信できるツールが主流です。

▼アプリ分析ツールの活用方法や主要なサービスについて
https://data.metaps.com/blog/2020/10/29/app_analyticstool_retention/

アプリマーケティングツールを導入するメリット

アプリマーケティングツールを導入するメリットは主に2つあります。

  • 広告計測ツールとアプリ分析ツールを連携することで施策の幅が広がる
  • 広告計測ツールとアプリ分析ツールを連携することにより、流入経路別でパーソナライズしたアプリ内マーケティングが可能になります。
    https://data.metaps.com/blog/2021/01/05/trackingtool_and_app_marketingtool/#i

  • アプリの現状が正確に把握できるため、広告予算の配分やアプリ内マーケティング施策のPDCAを効率的に回すことができる
  • アプリマーケティングツールの導入により、それぞれの広告媒体やアプリ内施策の効果を計測することが出来るため、それぞれ効率的に予算と運用リソースを分配することが可能になります。

    アプリマーケティングツール導入の流れ

    特徴の異なるアプリマーケティングツールが存在する事をご理解いただけたかと思いますが、実際にどの様にツールの選定と導入をしていけば良いのでしょうか?
    それでは、導入までの流れについても考えていきましょう。

    1.ツール導入、運用における目的の確認

    まずは、ツール導入によってどんな事業課題を解決したいのか、どんな状態を達成したいのかを明確にしましょう。「なんとなく良さそうだから導入してみよう」「とりあえず、データを見れるようにしよう」という考えではアプリの課題や現状にマッチしたツールを選定できず、せっかく導入しても活用できなくなってしまうケースが多々あります。この段階で目的を明確化することで、次フェーズのツール選定が効率的に進むため、事前にチーム内で目的を整理しておくことが最も重要です。

    2-1.開発環境に合うツールの選定

    次に行うのが、目的を果たす事が出来るツールの選定です。アプリマーケティングツールの中にも、広告計測に強みを持つツールや分析に強みを持つツール等、解決できる領域が異なるため、自社の課題や目的に沿ったものを選定することが重要です。

    SDK選定時の注意

    SDKとはSoftware Development Kitの略で、アプリに特定の機能を追加する際に使うソフトウェア開発キットのことを指します。SDKの中身には、少ない工数でアプリに機能を実装することができるようにするためのプログラム、API、サンプルコードなどがパッケージ化されており、専門的なコードを書くことなく必要な機能を取り入れることができます。
    ここでは、そのSDKを選定する際に気を付けるべきことについてご紹介します。

    ①自社アプリの開発環境に検討ツールの開発環境が対応しているか
    まずはツールがWeb計測用SDK(Web SDK)ではなく、アプリ計測用SDKであるかを確認する必要があります。また、アプリに対応している場合でも、アプリ計測用SDKが自社アプリの開発環境に動作対応していないと導入ができないケースがあるため注意が必要です。

    ②自社で抱えるアプリ運営の課題に対してのソリューションになり得るのか
    前述の通り、各ツールによって解決をできる課題が異なります。自社の課題に沿ったソリューションではない事を導入後に気づいた場合に、他SDKへの切り替えを検討するかと思います。しかし、SDKの切り替えには数営業日の開発工数がかかるだけでなく、切り替え前のSDKのデータを新たなSDKに引き継ぐことができない場合もあります。また、SDKによってインストール数などのデータ定義が異なるため、事前に確認しておきましょう。

    最適なソリューションの探し方については、以下の記事で詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。
    https://data.metaps.com/blog/2020/11/06/how_to_choose_app_measurement_tool/

    また、アプリ内マーケティングツールの中でもプッシュ通知サービスの選び方について知りたい方はこちらをご覧ください。
    https://data.metaps.com/blog/2021/01/18/app_push_notification_tool/

    2-2.社内状況の確認

    ツール選定と同時に、社内でツール導入に必要な人員体制が整っているかについて確認する必要があります。例えば、SDKの導入には実装を行うことができるエンジニアが必要です。そのため、社内でSDKを実装出来るリソースがない場合は、外部リソースを検討する必要があるため、そのコストも見積もる必要があります。

    ▼確認すべき社内の状況
    具体的に確認すべきこととして、以下のものが挙げられます。

    ・運用やデータ分析ができるスキルを持った人がいるか
    ・運用やデータ分析ができる人的リソースがあるか

    こちらの内容は「ツール導入時によくある失敗」でさらに詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
    https://data.metaps.com/blog/2020/11/06/how_to_choose_app_measurement_tool/

    3.取得するデータ(KPI/アプリ内イベント)を決める

    KPI(重要業績評価指標)とは

    KPIとは、組織の大きな目標を達成するためにその前段階として達成しなければいけない目標数値のことです。

    アプリKPIの具体的な設定方法と運用のポイントについては、以下の記事にて詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
    https://data.metaps.com/blog/2021/09/21/app_business_kpi/

    イベントとは

    イベントとは、ダウンロードや会員登録の完了など、ユーザーがアプリ上で起こす行動のことを指します。導入前には、自社のサービスや課題感を踏まえ、注目したいKPIやアプリ内イベントを定めることが大切です。ここが出来ていない場合、せっかくツールを導入したにも関わらず必要なKPIが把握できないという事態になりかねないため、注意しましょう。

    4.他ツールとの連携やS2S連携について

    他ツールとの連携
    他ツールとの連携においては、導入予定の広告計測ツールが利用中のアプリ内マーケティングツールと連携しているのか、または、導入予定のアプリ内マーケティングツールが利用中の広告計測ツールと連携しているかは確認しておきましょう。

    連携することによって、アプリ内マーケティングツールでプッシュ通知やポップアップを実施する際に、広告計測ツールで取得した流入元のデータを活用することできます。流入元データを活用して配信セグメントを作成することができるため、例えば、期間限定のキャンペーンでインストールしたユーザーのみにパーソナライズ配信をする、といったことが実現できるようになります。

    逆に、広告計測ツールの流入経路のデータを活用することによって、例えば期間限定キャンペーンでインストールしたユーザーのみにプッシュ通知やポップアップをパーソナライズ配信できるようになり、より利用ユーザーのエンゲージメントを高めることが可能です。

    その他のツール同士の連携メリットについては、以下の記事にて詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。
    https://data.metaps.com/blog/2021/01/05/trackingtool_and_app_marketingtool/

    S2S連携
    S2SはServer to Serverの略で、アプリの外で発生する各種イベント情報をクライアント側のサーバーとアプリマーケティングツール側のサーバー間で直接データの送信をする方法です。
    例えば、アプリ内課金ではなくクレジットカード決済をする場合は、その情報をアプリに送ったり、SDKから情報を送ることもできません。なぜなら、SDKはアプリに組み込まれるため、アプリ外で発生するイベントデータを取得できないためです。
    そういった場合においてS2S連携の機能があるツールを利用することで、SDKの使用やアプリのコード変更は不要で、アプリ外課金等のイベントデータをツール管理画面に反映することが可能となります。

    5.SDKの実装、ツール導入完了

    導入前には、自社のサービスや課題感を踏まえ、注目したいKPIやイベント、他ツールでの連携も考えることが大切です。上記の1〜5を整理した上で、SDKの実装に取り掛かりましょう。実装工数は選定したSDKや取得したいイベントのデータ量によって様々ですが、Metaps Analytics SDKの場合は平均して2〜3営業日ほどで完了することが多いです。

    まとめ

    今回はアプリマーケティングツールの種類と、導入にあたって注意すべき点を時系列で解説しました。アプリの売上を伸ばしたい、データを元に改善していきたい、という方はぜひアプリマーケティングツールの導入をご検討ください。

    導入におけるチェックポイント

    ・導入の目的と取得したいデータを予め明確にする
    ・運用体制に必要な内部環境が整っているか確認する
    ・内部環境や目的に合わせたツール選定をする

    Metaps Analyticsについて

    Metaps Analyticsはユーザーの行動分析からデータ資産化を実施し、その後のマーケティング施策や収益化、内部施策などをワンストップで提供する総合管理ツールです。
    国内外で200社以上に導入され、20億以上のオープンIDを保有しており、 ユーザーの行動分析からデータ資産化を実施し、その後のマーケティング施策や収益化、内部施策などをワンストップでご提供いたします。

    こちらから、メタップスのアプリマーケティングツールについての詳しい情報をご覧いただけます。
    https://data.metaps.com/white_paper/white_paper_6/