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2022年、更に重要になる「アプリ内課金率」を高める方法とは?

2021年、ユーザーはアプリに今まで以上にお金を使うようになりました。

消費者によるアプリストアでの消費支出(アプリ内課金やサブスクリプション契約など)の金額は、2020年1,111億ドルから増加し、2021年1,330億ドルに達するだろうと見込まれ、前年比約20%の伸びになります。

しかし反対に、アプリのダウンロード数は伸び悩む傾向が出ています。Androidアプリのダウンロード数は前年比0.5%増だが、iOSアプリは6.1%減少する見込みだと言われています。
2022年においては、アプリを作った後の消費を促すための施策が、重要度を増していきます。

参考: アプリストアの2021年消費者支出は過去最高約15兆円、新規インストールは1436億回を記録

アプリ内収益を上げるためには?

一定の規模に育ってきたアプリを運営する事業者様の中で、
以下のようなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?

「アプリを運営しているものの、いまいち売上につながっていない…」
「とりあえずインストール数を増やすだけの状態になってしまっている…」
「現状の方針を変えたいが、社内に現状をどう説明すればいいのかわからない…」

今回は、そんな担当者様の悩みを解消するためのヒントになる内容となっています。

アプリ内収益を構成する要素

従量課金や月額課金の形式を問わず、アプリ内での課金によってマネタイズをしているアプリにおいて、アプリ内収益の構成要素は、以下に分解されます。
 
アプリ内収益 = ユーザー数 × 課金率 × 課金単価
 
「売上を2倍にしたい!」と思ってユーザー数を倍集めても、
課金モチベーションの低いライトなユーザーユーザーによって課金率が下がり、課金単価も下がれば、売上は2倍にはなりません。

ちなみに、3つをそれぞれ1.26倍にすると、2倍の売上になります。
3つの項目で、「現状の1/4」分上乗せした数値を出せばよいということです。
そう考えると、実現が可能そうな数字ではないでしょうか?

今回はその中でも、2つ目の「課金率を高める施策」を紹介していきたいと思います。

関連記事

  • インストール数をあげるための記事はこちら
  • ユーザーの継続率、エンゲージメントを高めるための記事はこちら
  • LTVを向上させる施策についての記事はこちら
  • アプリの「課金率」とは

    アプリをインストールしたユーザー数の中から、課金行動に至るユーザーの遷移率を言います。
    アプリ内での課金とは、アプリをダウンロード後に、アプリ内でユーザーがお金を支払うことをいいます。コンテンツを購入したり、サブスクリプションの有料プランに申し込むなど、様々な形態があります。

    インストール数だけ追うフェーズから、次のフェーズへ

    リリースから一定期間立つと、「インストール」をとにかく増やし「量」を確保するフェーズから、「質」を目指す次のフェーズに移行する必要が出てきます。
    量から質、つまり「アプリ内課金率」や「ユーザーの満足度」など、よりアプリの中身に目を向けていくことが重要です。
    具体的な取り組みステップとしては、以下の3段階が考えられます。

    ①ユーザー行動の可視化
    ②アプリ内接客を強化
    ③機能改修

    以下、この3つのステップについて詳細を解説していきます。

    アプリ内課金率を上げる3つのステップ

    1.ユーザー行動の可視化

    まず、ユーザーが離脱しているポイントを発見します。
    ユーザーがなぜ課金に至っていないのか、仮説を立てるために現状を可視化します。インストール、チュートリアル突破、会員登録、課金、などユーザーがアプリ内で起こすイベントをファネル化すると、離脱が多いポイントを発見できます。


     
    離脱の多いポイントを可視化することで、どこの遷移率を優先的にあげるべきかがわかります。
    離脱ポイントに対して対策を打つことで、アプリへの継続率が高いユーザーを増加させます。そして、アプリ内のコンテンツへの理解が高まり、課金へのモチベーションが高いユーザーを増加させていきます。その結果として、課金率を向上させていく事が狙いです。
    ちなみに、ユーザーの特定の行動と、継続率に相関があるか分析する手法のことを、「X地点分析」といいます。X地点分析をすることにより、UIやUXの改修のヒントにすることができます。

    ※離脱を防ぐための「継続率向上施策」については、こちらの記事でまとめています。

    2.アプリ内接客を強化

    プッシュ通知や、アプリ内ポップアップ機能など、アプリ内接客機能をアプリに実装し、ユーザーに課金や情報登録などの行動を促進させます。

    3.機能改修

    アプリ内接客機能でも改善しない場合、アプリの仕様に問題があると仮説を立てます。

  • チュートリアルが長くないか
  • 料金が高くないか
  • 課金の手続きが難しく、面倒臭がられているのではないか
  •  
    ファネルをより細かく設定すれば、上記問題の詳細を仮説立てることができます。
    例えば、課金の手続きを以下のようにファネルを設定します。

    ①「有料プラン」のボタンタップ
    ②「申し込み手続きへ」のボタンタップ
    ③「クレジットカード情報入力」画面の表示
    ④「クレジットカード情報入力完了」のボタンタップ
    ⑤「内容確認画面」で「完了」のボタンタップ

    ③と④の間で離脱率が高い場合は、クレジットカードを取り出す行為が嫌煙されてしまっていると仮説立てて、他決済手法を取り入れるなどの対応を行えます。

    ただし、開発リソースを確保できず、機能改修ができないケースもあるかと思います。
    その場合、簡易的な代替施策として、アプリのポップアップ機能活用があります。

    ・チュートリアルの途中でポップアップを出し、ショートカットさせる
    ・料金表を開いたユーザーに対し、キャンペーン用の特別価格を記載したポップアップを出し、価格訴求で申込を促す

    など、ビジネスサイドで完結できるアプリの機能追加を行うことができます。

    まとめ

    アプリ内課金率をあげるには、ユーザー行動の可視化をして原因を仮説立て、アプリ内接客や機能改修を繰り返してPDCAを回す体制作りが重要です。

    Metaps Analyticsについて

    メタップスでは、アプリの統合管理型分析サービス「Metaps Analytics」を提供しております。Metaps Analyticsには、貴社アプリが独自で取得しているイベントをファネル化して分析することができます。また、プッシュ通知やポップアップのようなマーケティング機能も提供しているため、課金行動を促したり、課金の前段階のアプリ継続率の向上に向けた施策を行うこともできます。